名もなき皿を見て思うこと

真っ白。

どこから見ても真っ白。

どこにも何も書いていない。

真っ白。

大好きな小皿と小鉢。

小鉢に関しては、残り2枚。

4枚買ったはずだけど、ある日、2枚とも綺麗に真っ二つ。

落としてもいない。ぶつけてもいない。

ぱっかーんと、真っ二つ。

あんなに綺麗に割れたのは、後にも先にもこの小鉢のみ。

今残っている2枚も、ヒビが見える。

外からのヒビではない。

中からのヒビだろう。

触っても、ヒビは感じられない。

この2枚も、いずれ、ぱっかーんの運命なのだろう。

 

話は変わって、こちらの2枚の皿。

真っ白だけど、

裏に、製造元の名前が。

白山陶器」と「miyama

左の皿は、2回買いなおした。

右の皿は、1回買いなおした。

割れても、買いなおせる。

製造元が分かっているから。

製造中止にならない限り、店舗やネットで買える。

 

ただ、この茶碗に関しては苦労した。

何かしら書かれてはいるが、

読めない。

描かれている花も、私には分からない。

ネットで、思いつく単語を並べて検索しても、出てこない。

買った店(食器専門店)を覚えていたので、店員さんに聞いたら(写真を撮って)、

「波佐見焼 勲山(くんざん)製陶」の茶碗で、

描かれている花は木蓮だった。

ちなみに、この茶碗は2回買いなおした。

 

何のてがかりもない皿は、偶然どこかの店で出逢わない限り、もう買えない。

似たような皿をネットや雑誌で見つけても、手に取ってみないと、分からない。

ほんとに困る。

次は、名がある皿を買おう。

どちらもめちゃくちゃ使いやすくて、食洗機にも入れやすくて(綺麗に立ってくれる)、

見た目も使い勝手も、大好きだった。

特に小鉢が、そろそろまずい。

そろそろぱっかーんしそう。

後継者を頑張って見つけるから。

あなたに負けず劣らずの素敵な小鉢を見つけるから。

それまで、なんとか、頑張って。

ぱっかーんは、

やめてー!!