妥協と妥当

妥協と妥当。

似て非なるもの。

 

だきょう【妥協】

対立していた者の一方が他方に、あるいは双方が譲ることで意見をまとめること。 「適当なところで-する」

大辞林 第三版より引用

 

だとう【妥当】

物事の実情などによくあてはまっていること。考え方や処理の仕方に無理なところがなく適切であること。また、そのさま。 「 -な判断」 「 -な線」 「それに-する例が思いつかない」

大辞林 第三版より引用

 

昔読んだ本に書いてました。

妥協と妥当は違うと。

何か決断する時、妥協するのではなく、妥当かどうかを大事にしましょうと。

 

社会では、妥協(おりあいをつける,譲り合う)が必要な時もあります。

でも、個人的なことならば。

例えば、洋服などの買い物ならば、

「とりあえず、これでいっか(妥協)」はしたくない。

条件を譲りたくはない。

「これがいい(妥当)」がいい。

使い方が合っているのかは分かりませんが、買い物する時、よく考えています。

この品物は、「妥協」か「妥当」か。

昔は、妥協品を多く買っていました。

特にバーゲンで。

「安いし、使えそうだし、とりあえず買っておこう」

本当に必要なものなのか考えることなく、ただただ勢いで。

それはそれで楽しかったし、良い思い出ではありますが、

そうやって手に入れた物は、ほぼ日の目を見ることはありませでした。

「とりあえず」で買ったものに、あまり良い記憶はありません。

中には、第一線で活躍できたものもありましたが、極極一部です。

タンスの肥やしになって、罪悪感に苛まれながら捨てていったものの方が、

確実に多かったです。

 

どれだけのお金を捨ててきたのだろう。

今でも、買い物で失敗することもあります。

でも、「妥協」か「妥当」かは、しっかり考えるようにしてます。

この2つの言葉を知ってから、お金の使い方も変わってきました。

なんて本だったかな。

かれこれ昔に読んだので、題名はもう覚えてはいませんが、

「妥協」と「妥当」

この2つの言葉は、今でもしっかりと記憶に残っています。

同じ「妥」がついても、「協」と「当」で意味が違ってくる。

これからも、臨機応変に「妥協」と「妥当」を見極めながら、暮らしていきます。