心の中に、
いろんな私がいる。
「仕事、行きたくない」
「ずっと家にいたい」
と思っている私。
ウィルス、めちゃくちゃ怖い。
私自身が感染するのも、私が誰かを感染させるのも怖い。
感染したら、
誹謗中傷されるのかな?
ここに住んでいられなくなるのかな?
怖い。
誰かを感染させてしまって、
それで職場が潰れたら?
誰かの人生を奪ったら?
怖い。
一方で、
「働ける場所があるだけありがたい」
「誰かが働いてくれているから生活できている」
と思っている私。
大打撃を受けているお店や、
解雇されている人達がいる中、
「いつも通り働ける」
「働ける場所がある」
そして、
「いつも通りのお給料が頂ける」
当たり前のことじゃなかったんだ。
すごくありがたいことだったんだ。
さっき、「緊急事態宣言を全国に拡大へ」というニュースを見た。
今後、もし東京のような休業要請が出たとしても、
おそらく、私の職場も夫の職場も、休業要請対象施設に入らないだろう。
感染者が出たり、社長自らが休業宣言したり、勤務日数が減る可能性はあるけれど。
今後は分からないが、
今のところ、私達夫婦は、収入面での影響は受けていない。
「いつも通り」
が続けられていることが、すごくありがたいことだったんだ。
私が、今、生活できているのは、
「誰かが働いてくれているから」
食料品、生活用品を生産してくれる人達。
自宅まで配達してくれる人達。
私の生活は、
数えきれないほどの人達の働きによって、支えられている。
ウィルスの恐怖と戦いながら働いている人も、数多くいるはず。
これまで、当たり前のように、お店で買い物し、自宅で荷物を受け取っていたけれど、
すごくありがたいことだったんだ。
さらに一方で、
「貯蓄を増やしたい」
「今まで通りの生活を続けたい」
と思っている私。
貯蓄のありがたさ。
一生遊んで暮らせるほどの貯蓄はないけれど、
貯蓄が、ありがたかった。
もし、今、何か起きても、
しばらくは生活していける。
住宅ローンも電気代も水道代も、しばらくは払っていける。
そう思えるだけで安心できる。
そんな貯蓄を、少しでも増やしておきたい。
この先、どうなるか分からないから、
働ける間に働いておきたい。
そして、
「今まで通りの生活を続けたい」
割高でも、今まで通り、安心安全なものを選びたい。
ウィルスが終息したら、
外食も行きたいし、旅行も行きたい。
友達とも遊びに行きたい。
そのためには、今まで通りの収入が欲しい。
いろんな気持ちが、
心で渦巻いている。
恐怖、感謝、欲。
相反することもあるけれど、
すべて本当の気持ち。
どの気持ちも、
大切にしたい。
不謹慎だという理由で、
自分の気持ちに蓋はしたくない。
蓋をしてしまうと、
心のバランスがとれなくなってくる。
まずは、認める。
相反するいろんな気持ちを持っていることを、認める。
そして、認めた上で考える。
これから、心の中に、
どんな気持ちが出てくるのか。
どの気持ちが強くなってくるのか。
先のことは分からないけれど、
その都度、その気持ちを大切にしたい。
だって、
全部ひっくるめて、私だから。